トウモロコシ「おおもの」が茂りました。

一般的に作りやすく美味しい野菜はありません。発芽率が低いととか、病害虫に弱いとか、美味しい野菜に限って何らかの問題点があるものです。

ナント種苗のとうもろこし「おおもの」(写真)は、ビックサイズで糖度20度越えと、超美味しい品種なのですが、「発芽率」が非常に悪いのが問題点です。

特に播種時に水分不足(降雨量が少ない)になると、極端に発芽が悪くなり、欠株だらけになってしまいます。人によっては一穴3粒づつ播種するという人もいるほどで、種代もばかにならず、栽培を中止する予定でした。

しかし、直売所では、圧倒的な人気商品で、何人ものお客さんが「こんなに美味しいとうもろこしは初めて食べた」と購入され、来年も楽しみにしていますよと強く要望されてしまいました。
そこで、発芽率の改善策として、トレー育苗を行ってみました。128穴のトレーに一粒づつ播種し、朝晩の散水を行ったところ、発芽理は95%以上と良好で、畝間150㎝、株間30cmに定植しました。散水は、定植時の一回で、問題なく活着し、写真の様に通路が見えないくらいに茂りました。(7月3日撮影)

葉が茂り、光合成が促進することで、より美味しいとうもろこしになります。今年の「おおもの」は、昨年以上の「おおもの」になりそうです。