2011年05月01日

今年も、りんごの花が満開となった。

土作りの効果があったか、例年に増して、花が多いようである。
わい化栽培の普及で、全国でりんご栽培が可能となったが、大きな問題として、モンパ病対策が上げられる。当地でも、明らかにモンパ病の症状である、根ぐされが発生し、十数本の樹が枯れ、再度移植しても、再び枯れてしまうといった悪循環に陥っている。

対策として、土壌の入れ替えや、土壌消毒と、考えるのですが、とてもそれだけのパワーは無く、残された樹を、どう活性化させ、助けるかと、試行錯誤の取り組みを行っている。

その中で、比較的効果があるかな?と、思われる方法を列挙します。

一つとして、草木灰の活用です。薪風呂、薪ストーブの灰を、根の周囲に散布しています。かつて、母親が、庭にあった柿木の根元に灰を散布していましたが、例年、食べきれないほどの実がなりました。カリ肥料を含む「灰」は相当の効果がありそうです。

二つして、ヨーグルト溶液の潅中です。これは、ヨーグルト菌の繁殖で、土壌改良を狙ったもので、えひめ1号に通ずるものがあると考えます。

三つ目として、木炭、もみ殻くん炭、ゼオライトの散布です。これら資材の散布も土壌改良の一環で、微生物層の活性化を促進し、モンパ病菌との拮抗作用を狙った対策となります。

いずれの取り組みも、りんご栽培だけに限るものではなく、野菜栽培全般に通ずるものと、効能効果に大いに期待しています。
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