2011年09月12日

人生の楽園

テレビ朝日の土曜日18時からの番組を、毎週楽しみにしている。
朝日新聞の夕刊に掲載されているのを読み、テレビで放送しているのを知った。

番組は、二人のナレターのキャラクターも評判ではあるが、何と言っても、人気の秘密は、その内容ではないだろうか。プロジェクトXのような大きな成功体験ではないが、誰でも出来そうな、誰もが一度はあこがれたが出来なかったことを、苦労を重ね、自分の物とした人達の物語である。

番組の概要に「人生には楽園が必要だ」
がむしゃらに働いてふと立ち止まった時、別の人生を歩いてみたい。・・・。心からいいなと思える充実した時間を過ごしたい・・・。と書かれているが、正に核心をとられたコンセプトである。

私達団塊の世代は、仕事中毒と言われることを誇りとし、家庭も振り返ることもせず、がむしゃらに働いて来た。そして、定年、定年まじかとなった時に、何気なく足跡を振り返ると、そこには荒涼とした風景しか見えない。としたら、本当に情けなく悲しいことである。

一般的サラリーマンは、60歳で定年退職し、関係機関等で働いたとしても、65歳前後には完全に離職することになると思われる。その後、20年前後の残された歳月を充実した老後とするか否か、全てが地位、賃金だけでは解決出来ず、夢に向かって努力し、人それぞれの「人生の楽園」を見つけることが何よりも重要になると思われる。