2012年03月23日

幸せの価値観」

3月18日付け、朝日新聞日曜版フロントランナー、「電気に頼らずとも愉快かも」非電化工房代表、藤村靖之さんの記事を読む。

3.11以降、生活を取り巻く環境は激変し、かつて経験したことのない大規模停電(計画停電を含む)を経験し、いかに現代社会のインフラが泥弱であったか思い知らされたものである。

かつて、インフラといえば、電気・水道・ガスの三大インフラであったが、現代社会では、通信(携帯電話)が加わり、四大インフラとなっていることは承知の事実である。

藤村さんは、文中「人々の心の奥底にある幸せを形にしたい」と書き、「穏やかな人間関係とか、手足を使う喜びとか、人の痛みを知る感性とか」失うものが増えたと思います。と書いているが、正に納得し同意するものである。

本当に便利な時代になったが、失ったものの重大さに気付かないままに(少なからず気付き始めた人もいたが)3.11の大震災が起こり、現在に至っている。ここで、リセット出来なければ、不幸の上塗りでしか過ぎず、幸せの価値観は見出せないのではないだろうか。

では、リセットの具体的内容を例示する。
まず、携帯電話の利用であるが、日ごろから必要最低限の利用に限るこである。ゴミだしに携帯電話を持って行く様になったら、不幸の始まり、いや!!不幸である。

使い放題、飲み放題は厳禁である。電気料金が値上がりするから節電する。ガソリン価格が高騰したから、車の利用を控える。では無いでしょう。便利ばかり追求するのではなく、ちょっと立ち止まって、生活、環境全般を見てみましょう。おのずとなすべきことが見えてくると思います。

「穏やかな人間関係とか、手足を使う喜びとか、人の痛みを知る感性とか」を、感じる幸せが。