2012年05月02日

「全廃

東京電力が自治体・研究施設向けの寄付金を全廃する。と発表した。
その金額は20億円だという。「へー!」と思った。

寄付金全廃のほか、給与を2割減らすなどして人件費を1兆3千億円削り、広告宣伝費も88%、2200億円減らす。と報道された。「なにー!!!、これ!!!」と驚いた。

関西電力大飯原発再稼動問題で大激論が交わされている。大きな焦点は、電力不足と安全性の調整と思われる。大阪市の橋下市長さえ、節電の理解が得られないなら、再稼動を容認する。と、宗旨を変えたらしい。

原発の再稼動は、地元対策でも、経済の安定性でも、電力の安定供給でもないだろう。全てが安全か否かで決まるものではないのか。よく工事現場の看板で見かける標語に「安全は全てに優先する!!」とあるが、あれは嘘なのか?

さて、全廃の話であるが、今までは電気を使え使えと高額な予算を投入しきたが、電力不足と見れば、その予算を削減するという。何と場当たり的な施策であることか。

節電だ、計画停電だ!!、と大騒ぎしていた去年、京都、大阪と会議で出張した。何の変化も取組みもしていない、普段の町並みと、住民達がいた。

さて、今年の関西に変化は見られるのか。