新年度となりました

今年は、3月上旬が暖かかった影響で、桜の開花も早く、満開の桜で新年度を迎えることが出来ました。昨年度は定年後一年目ということもあり、専業農家としての取り組みにも多少なりとも戸惑いもありましたが、今年度は、一年の経験を糧に頑張りたいと思っています。

御承知のように、日本では、一年の大きな節目として、1月1日の新年と、4月1日の新年度と、大きな節目が2回あります。4月1日は、入学・入社・転勤等人生の大きな節目でもあり、喜怒哀楽さまざまな人生模様があるようです。

このような中で、私にとってもうれしい春の便りが届きました。

一つ目は、30アールの畑が借りられることになりました。現在、45アールの畑で、野菜果樹の生産直売を行っているわけですが、もう少し規模拡大が出来ないかと、農協に農地の斡旋をお願いしていたのですが、近くで30アールの畑を紹介いただき、耕作面積75アール程度の規模となり、緑肥作物を多用した環境配慮型農業が実践できると喜んでいます。

二つ目は、息子に子供が出来ました。(正式には奥さんになりますが)2000年5月、高校2年生で単身渡米し、彼なりに苦労したことと思いますが、めでたくCSUNを卒業、現地で就職し、昨年結婚と、おめでた続きでしたが、ここにきてベビーを授かりさらにおめでたいと喜んでおります。

畑の規模拡大も、念願がかなったこの上ない話ですが、いきなり倍の広さになるわけで、入れ込み過ぎるのは大敵です。子育ても御承知のように大変ですね。

満開の桜の花が、冷たい雨にさらされ、無残な散り方をしています。しかし、ほどなく新緑の若葉が目に鮮やかに感じられ、秋には紅葉として楽しませてくれます。

人生も同じように、良いことばかりでもなく、悪いことばかりでもないことは承知しているのですが、桜の花の様に春になったら必ず咲くものでもないことが、厄介なことかと思っています。

そして、唯一いえることは、ただただ、今を一生懸命生きれることが、一番の幸せだと思っています。