朝日新聞の非常識、常識

「これからは、親御さんの就活サポートが内定の常識」と、2月25日朝刊の朝日新聞にカラーの全面広告が載った。良く見れば(読めば)、朝日新聞デジタル版の広告で、お子様のスマートホンに新聞をプレゼントするものだ。

内容的には、常識その1~その5までの記載があり、その1では、スマートホンに新聞をプレゼントすることで、ネットやメールのついでに新聞が習慣的に読めて、時事問題に親しむことにもつながる。と書かれている。

本当にそうだろうか、新聞社の広告にしても、願望が強すぎるのではないだろうか。いつの時代も、必要性と興味等が無ければ、若者は行動しないもので、いくら親が新聞を読め、読めと進めても、送りつけても読むだろうか。自分はどうだったか思い出すが良いと思う。簡単に言えば、読む子は読むもので、読む時期が来れば読むものである。

常識・非常識と良くいわれるが、今回の広告タイトルは、朝日新聞の常識なのかと、疑いたくなる。さらに、就活まで親御さんがサポートしなければならなくなったのかと、驚くばかりだ。

現在、官民をあげ、グローバルな人材育成を!!と叫ばれている時代に、子離れ、親離れ出来ないことが大きな問題だとされている中で、日本を代表する新聞社が、新たな常識を打ち出すことはいかがなものだろうか?