さど乙女(渋柿)は獣に勝てるか

青梅の需要が減少し、半分以上を廃棄する状況が続いたため、5アールの梅木を伐採・抜根し、半分をブルーベリー、残りを畑作用に転換しました。

2~3年後から、獣(主にハクビシン?)の被害が出始め、とうもろこしは全滅(収穫時期が来ると全て倒され食べられている)、ブルーベリーは色乗りがしてくると枝を折られ食べられるようになってしまいました。フェンス・ネット等の対策を講じれば良いのでしょうが、それだけの経費と手間はかけられず、2年間は休耕状態となっていました。


2015年2月号の「現代農業」に、ミニ柿(さど乙女)の記事が掲載されました。さど乙女は渋柿で、30gと極小であるが、脱渋すると糖度は20度前後と最高の食味だそうです。

カタログ的には、超ミニサイズで高糖度の特性を生かし、新規需要の創出が期待できる。現に、産地では畑ごと全て買取りたいとの申し出もあり、嬉しい悲鳴とのことです。話半分としても、渋柿であれば、獣対策もいらず栽培も簡単ではないかと思われ、試験栽培として、二本の苗木を植えてみました。

また、モンパ病で枯れたりんごの後に、試験栽培として温州みかんを植えましたが、糖度が10度前後(温暖化の影響ですかね)と、産地に負けない味で、人気商品となっており、りんごからミカンに転換するか悩むほどです。昨年はレモン(リスボン)、今年は「スダチ」の試験栽培も開始ししました。新たな人気商品の創出につながればと思っています。