玉ねぎ(ソニック)の11月播き大成功

一般的な玉ねぎ栽培は、9月中下旬に播種し、11月中旬頃に移植する作柄が普通です。しかし、最近は2月播種4月定植、7月収穫など、在ほ期間が短く、省力と資材コストの低減が可能と考えられる春定植作型の作柄も見られるようになってきている。

そこで、比較的農閑期の11月播種(実際は10月26日播種)、2月28日定植、5月上旬から収穫の作柄を試行してみたので、その結果を報告します。
写真は、5月13日に収穫したソニック(タキイ種苗)ですが、4個で700g超えあり、玉の大きさも小ぶりで直売所向きであり大成功の結果となりました。

播種は、10月26日72穴トレーに3~4粒播種し、常温管理(散水するだけ)し、翌年2月28日5穴マルチで定植(小さな苗も全て)、3穴ビニールトンネルで被覆しました。

写真は、4月8日に葉勝ちしないよう、3穴トンネル剥いだところで、除草と追肥を行いました。品種的には「ソニック」の他に「OK黄」も播種しましたが、「OK黄」は育苗段階で生育不良となってしまいました。早生、中生の差が影響したものと思われます。

最近の玉ねぎ栽培は極早生、長期貯蔵タイプの栽培など多岐にわたりますが、今回試行したソニックは8月頃までの貯蔵性とのことですが、極早生に続く手ごろな品種として活用出来る直売所向きの作柄と思われます。