「つちたろう」効果の程は?
- 2014.12.11
- トマト
15年連作不耕起栽培のトマト栽培ですが、色々と病害等が出て来て、さすがに輪作体系に移行しなければとの思いもありますが、簡易温室が一棟しかないこと等、解決するハードルは高く、小手先の対処法を模索しています。
病害のトップは、尻ぐされ病の多発で、ここ数年五割(3段以上で全滅状態)以上の発生が続き、労働意欲まで減退するありさまです。しかし、「現代農業」の特集記事「積極かん水」を試行し、大きな手ごたえを感じました。来春には本格導入し、尻ぐされにおさらばと思っています。
もう一つの大きな問題が、根こぶ病で、一部の畝で発生が見られるようになり、樹勢の低下や尻ぐされの要因になっていると思われ、昨春は緑肥「ヘイオーツ」の作付を行いましたが、目立った効果は確認出来ず、サツマイモネコブセンチュウの可能性も示唆されたことから、今年は8月下旬に「つちたろう」を播種してみました。(上部写真:一畝を刈取ったところ)
切株を上から撮った写真ですが、切株と切株の間に50センチの株間でトマトの苗を植え付けます。支柱は設置したままで、トマトの苗が育って来たら支柱に留て倒伏防止をします。刈った「つちたろう」は通路にそのまま放置します。夏の地温上昇防止に多少なりとも効果があるかな?と思います。
簡易ビニール温室ですが、サイド、間口共に0.4ミリのネットで覆い、黄化葉巻病対策を行い、この3年間は発生は一本も見られませんでした。また、昨年は葉カビ病、ダニの発生も少なく消毒は実施しませんでした。((一部葉カビ病の発生には、自家製の菌液(いわゆる、えひめai)を散布する))
今回の緑肥「つちたろう」の効果と、積極かん水の導入で、16年連作の来春のトマト栽培に期待しています。
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