2011年10月09日

被害

今年度も半期が終了しました。一般的には、半期は6月締めが良いようにも思えますが、播種・収穫を時期を考えると、年度で考えたほうが良いようです。

さて、ホームページの由来でもあり、「男のロマン」と力を入れているりんご栽培ですが、一時期、モンパ病が広がり、閉園の危機でありましたが、土壌改良等の甲斐があったか?ここ数年は上げ基調で、期待の年でした。

しかし、仕事が多忙を極め、消毒が行き届かず、春先のアブラムシ、後半の輪紋病の激発(袋かけもしなかった為)と、りんごの樹に、申し訳ないような状況となってしまいました。

トマトもほぼ収穫が出来ない状況でした。
連続不耕起栽培の記録を更新していましたが、「黄化葉巻病」が激発し、2~3段目から、ほぼ収穫が出来ない状況となりました。
全てが、コナジラミが原因ですが、来期に向け、温室の対策を(改良)が求められます。

最後になりますが、半期中最大の被害は、熱波と台風15号です。
9月上旬の熱波は、猛烈なものがあり、播種した白菜等の秋冬野菜が全滅(発芽しない)で、やっと発芽した物も、台風15号の強風で葉が千切れたり、抜根されたり、と散々な状況となってしまいました。

さらに、温室への被害は甚大で、ビニールは全て飛ばされ、骨組みも変形してしまい、抜本的には立替が必要ですが、時間がとれず放置状態となっています。

今年も、色々なことがあった半期ですが、全てが悪いことばかりではありません。芽だしの感動、収穫の喜び、新しい農法、品種への挑戦等々、楽しいことも一杯の農業です。自然の驚異に負けることなく、受け入れる寛容さを持ち頑張ります。