テスラの戦略
- 2014.09.10
- 今月の一言
いよいよ、日本でもテスラの納車が開始されたと、大々的に報道された。納車が遅れたのは、右ハンドルと液晶等の日本語表記の対応のためだったそうです。
日本人で、実際にテスラ(クラスS)を見た人は少ないと思いますが、今年の春、ロサンゼルスのモール内のショールームで座席に座ることが出来ました。
印象は、金があれば購入したい車(ぜひ購入したいと言っても)ですが、一千万円の車ですから、簡単には買えないのですが、街中で結構見かけるのです。これが、テスラの戦略なのだ、と、今回の発表会の報道を見て感じました。
御承知のように、電気自動車の最大の弱点は走行距離の短さと、値段の高さです。200キロ強のリーフでは不安でも500キロを超えるテスラなら、デザイン、装備等に価値があるなら一千万でも購入するリッチな富裕層をターゲットとして事業展開し、将来的には廉価なクラスの車投入し、電気自動車のニーズを拡大していくことがテスラの戦略のようです。
世界で、量産ベースの電気自動車は、三菱の「アイミーブ」、日産の「リーフ」、テスラの「Sシリーズ」だそうですが、販売戦略的には真逆の様相となっています。今後の普及は充電設備の普及も重要ですが、各社の戦略の方向性にも注視する必要がありそうです。
叶わぬ夢と分かりつつも、運転しているつもりの妻です。(運転免許も金も無いので)
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