全ては台風しだい。(29年9月19日号)

台風18号が、九州に上陸、その後日本列島に沿って北上する予定です。幸、当地への直撃は避けられそうですが、通過後の吹き戻しで8日(月)早朝に風速10mの風が吹く予報です。

風速5~6mは通常でも吹く風で、キュウリの茎葉が折れるなどの損傷被害が発生します。今回はその倍の風が吹く予報で、収穫が始まったキュウリ、収穫中のナスなどが強風で「擦れ果」となってしまうのではないかと心配です。また、播種した玉ねぎの畝が大雨で流れるのも危惧されますね。

いずれにしても、全ては台風しだい、なすすべは神に祈るのみの世界となっていますね。

さて、今週の直売ですが、リンゴは、紅玉、陽光が終盤となり、シナノゴールド・シナノスイートが限定で少しだけ販売予定です。また、抑制の枝豆(夏まき秋どり、味風香・湯上がり娘等)は、後1~2週間で販売予定です。

ごぼう(みとよ白肌)
りんご(紅玉・陽光・シナノゴールド・シナノスイート)数量限定
小松菜
水菜
ルッコラ
甘長ししとう
ツルムラサキ
赤玉ねぎ
玉ねぎ
ジャガイモ
葉ネギ(九条ネギ)
なす・キュウリ(台風の影響しだい)

ごぼうの品質について
ごぼう販売時の大きな悩みは「太いと(す)が入っているから」と購入を控える方が多いことです。

自家消費で太いごぼうを食べますが、(す)が入っている方が柔らかく、味が良く浸み、とても美味しいので、太い方を勧めますが、強く勧めると押し売りの様で、更に控えられ悪循環の様相です。

では、なぜ(す)が入っているのはいけないのしょう。保存期間が長くなると(す)の部分から乾燥し硬くなるからのようです。「ごぼうの見分け方・選び方」サイトでも、太くなると(す)が入っているから、中くらいのものを選びましょう。と記載され、理由は記載されていません。「ごぼうの保存法・長持ちのコツ」を見ると、新聞紙で包み保存する。とありますが、本当に?????となってしまいます。

では、農家なりに考察してみると、ごぼうは乾燥が大嫌いで乾燥するほど硬く風味がなくなりますので、、新聞紙での保存は不可で、ビニール袋に入れ密閉して保存すべきです。更に、乾燥の過程は(す)の部分から始まり、切り口が多いほど顕著になります。厚い布と薄い布では乾燥は薄い布から乾燥するどおりです。

したがって、ビニール袋の泥付きごぼうの泥が乾燥しているのは不可、ハーフカットの物は切り口が多くなるので不可となります。

ごぼうを美味しく食べるには、太い(す)入りの、掘りたての物を早く消費することが重要です。