「晩酌茶豆」来年こそは至極の味を!!
- 2018.09.14
- 枝豆
枝豆の中で最高に美味しいと思っている「晩酌茶豆」ですが、草丈が60~70㎝と大きく成るので、作るのにはなかかな厄介です。
作柄的には晩生種で、6月上旬播種~9月上旬収穫(台風シーズンで最悪)が標準となります。当園の枝豆作りは、カメムシ類やメイガ類の害虫防除のため、全ての畝に一ミリ目合のネットを掛けて栽培しています。(大変ですが頑張っています)
上の写真は、台風でネットが剥がれた状態です。草丈が高いので、葉・茎がネットを押し上げてしまい、結果的に風ではがされ、修復の再被覆は不可能となってしまいます。
そうなると、下の写真のホソヘリカメムシの天下で、右側のネット上に、ネット内に、左側の畝にと群がり、莢の中のマメを吸汁するため、その跡が小さな褐色斑となり、食味が著しく低下します。
農薬を散布し一旦は駆除しても、再飛来し、ほとんど効果はありません。物理的にネットで被覆し防止するしかありません。
下の写真は、抑制栽培(秋どり)の枝豆(味風香・湯上がり娘)ですが、「晩酌茶豆」ほど草丈はありませんから、葉茎でネットを押し上げることは無く、収穫時まで、害虫防除を担ってくれます。
さて、来年もう一度だけ「晩酌茶豆」の栽培にチャレンジしますが、去年・今年の経験を踏まえ、使用するネットを大きくし、二畝をスッポリ覆い、葉・茎で押し上げられても台風等の強風でも剥げないようにします。
幸、キュウリパイプをスッポリ覆うことの出来る大ネットがありますので、来年こそは、「晩酌茶豆」の至極の味を提供出来ると思っています。御期待ください。
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