株ねぎを移植しました。
- 2019.01.12
- 株ねぎ
ここ数年、管理機で溝堀を行い、移植し土寄せを行って来ましたが、白い部分が短いとの要望を頂いています。そこで、以前行っていたアースオーガを使った深植移植を行いました。
畝間90㎝、株間30~40㎝に、写真の様にアースオーガで深さ30~40㎝の穴を開けます。電源は発電機を使用します。
白い部分が25cm程の株ねぎを一本ずつ分けつ部分ぎりぎりまで入れ移植して行きます。(分けつ部分以上深植すると軟腐病等の発生要因となります)
移植後は、緑肥(ライムギ:緑春=雪印種苗)をセンターに種まきゴンベーで播種し、雑草防除と土壌改良の一助とします。
株ねぎを作っている方から「ネギが消えてなくなるが、どうしたら良いのか」との相談を受けます。大きな要因は面倒の見過ぎ、肥料過多にあります。
失敗しない株ねぎ栽培の要点を列記します。
1 移植は12月~1月中に行います。土寄せを考慮し、畝間90㎝株間30cm は必要です。
2 移植後、秋の御彼岸まで、堆肥・化成肥料を一切施肥しない。(肥料過多は軟 腐病原因となる)
3 春先、ネギ坊主が出ますが、全て除去する。(天ぷら等で美味)
4 秋の御彼岸まで、土寄せは行わない。
5 どうしても面倒を見たい方は、草むしりは適宜行い、粒状苦土石灰を畝間に 2ヵ月に一回程度散布してやる。
6 秋の御彼岸になったら、株間に鶏糞等、化成肥料、苦土石灰を散布し、軽く土 寄せをしてやる。土寄せは分けつ部分以下とし、小まめに行うのがポイントで す。
以上の6項目が守れれば失敗はないと思います。今季(昨年の11月~)は、軟腐病の発生も無く、欠株はありません。また、アブラムシ、赤さび病の発生も無く無農薬栽培となっています。
随時レポートを行っていきますので参考にしてください。
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