2010年10月10日

夢の実現

ノーベル賞の話題で持ちきりである。
化学賞に日本人が二人選考された。キーワードはクロスカップリングだそうで、今年の流行語大賞に決定との見方もある。

そんな中で、根岸教授の会見の中で、50年前からの夢が実現しました。との発言がありました。
経済情勢の悪化など、夢が持てない(持てにくい)現代にあって、地獄に仏を見るような気になったのは、私ばかりではないでしょう。

人が生きていくうえで、確固とした目標や夢を持っている人が、どれほどいるでしょうか。確かに、当初は誰もが程度の違いはあれ、目標や夢の実現に向け、頑張るのだと思われるが、現実社会の厳しさに流され、いつしか過去のもの、夢のまた夢となっていくのではないでしょうか。その意味でも、根岸教授の夢の実現は、現代の若者の福音となり得るものと考える。

激しい雨の休日、ジョージ・クルーニー主演の「マイレージ、マイライフ」を観る。
クルーニーがリストラ宣告人を好演しているが、一画面で、「オットー!!」と感動画面があった。

リストラを宣告された人が、
子供達に何といったら良いのだ。子供達の将来、夢をどうかなえてあげたら良いのか。と投げかけた。

その時、クルーニーがちょっと考え、
子供達がプロスポーツの選手が好きな訳が判りますか。それは、彼らが夢を持ち、それを実現しようと努力しているから好かれるのですよ。あなたの履歴を読むと、かつて料理人を目指したことがありますね。しかし、色々なことがあって、会社に入り、現在に至っているが、チャンスですよ。今こそあなたの夢を実現するべく進むことが、子供達にしてあげれることではないですか。・・・と。

正に、夢の実現がそこにあるのでは。