2012年02月19日

農業が待っている

食料自給率の低下(39%)に伴い、農業の担い手(農家)を広げようと、国も色々な施策を行っているが、非常に厳しい状況である。

国は規模拡大や、若年層の新規参入などの支援施策は行っているが、定年退職者の帰農は見られても、肝心の若者参入は微々たるもので、根本的な解決にはなっていない状況である。

では、なぜ新規参入の若者がいないのか。との単純な疑問に的確に答え、施策を行い、成果を上げて来たかというと、はなはだ疑問である。その象徴的なことが、農家の娘を農家自身が農家に嫁がせたく無いことであり、農業を継いだ息子に嫁が来ないことに集約されていると考える。

農家、農業というと、3kと言われて久しく、その魅力について熱く語られたことは少なく、若者が仕事の一つとして農業を考える状況にないことが大きな問題であると考える。

しかし、農業は、全ての決定権(品種の選択、作付け計画、出荷先、販売方法等々)を担わなければならない総合プロヂューサー業であり、高度な知識と能力が求められる本当にやりがいのある奥深い製造業なのです。

今、各地で開催されている就農説明会が盛況と聞き、まんざら捨てたものではないかな。と、思われる。説明会に参加した人が全て就農するとは思われないが、先に僅かな光明が見られる状況であり、自分なりのワールド作りにエールを送りたい。

就農の大きなハードルである農地確保も、農地法の改正もあり、比較的容易になり、首都圏近郊でも若年層の参入が見られるようになった。かな?

夫婦で年間売り上げ500万円あれば、スローで、素敵な農業ワールドが広がるのですが

「若者よ大志を抱け!!農業が待っている」