マッチの効能効果「火育のススメ」
- 2012.12.14
- 今月の一言
東京ガスの機関紙で「火育のススメ」を読む。マッチの使い方を知らない子供が増えている。そんな中で食育ならぬ「火育」という言葉が注目を集めているそうだ。ある研究では子どもたちが火を使って料理するとき、思考力や意思疎通をつかさどる前頭前野(脳)の血流が活性化することが分かっているそうだ。火加減に気を配り、火に意識を集中することは、子どもだけでなく大人の脳にも良い刺激を与えるといっている。
かつて、山火事から逃げ回っていたサルが、ある寒い日に、燃え盛る樹の炎の暖かさに気が付き、恐る恐る燃える樹をつかみ、洞窟に持ち込んだことが、人間への進化の序曲であったと信じて疑わない私にとっては、マッチの効能効果は太古への誘いであり、本能の叫びそのもであると考えている。
我が家でのマッチの用途は、薪ストーブの着火用であるが、(タバコは吸ったことがない。台所はリホームでIHヒーターに変更)前頭葉の活性化は定かではないが、至福の一時を過ごすために、なくてはならぬアイテムとなっていることだけは、間違いないことである。
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