アリゾナ記念館を訪問し
- 2012.12.04
- 今月の一言
ハワイに旅行し、一番(初日)にアリゾナ記念館を訪れました。好天に恵まれ、大勢の人々が訪問していましたが、心なしか日本人の姿は少なく、欧米人それも比較的高齢の方を多く見かけました。
もうすぐ12月8日(現地では7日)、真珠湾攻撃の日(日米開戦の日)やってきます。60数年前日米の多くの若者が戦争に駆り出され尊い命を奪われたことを思うと、いわれぬ思いがこみ上げてきます。
敷地内には、往時を忍ばせる展示物や、資料館等が並び、小さな映画館で当時の時代背景等の映画を見た後、海軍のボートに乗り、アリゾナ記念館を訪れます。
日本軍の奇襲攻撃を受け、沈没等した艦船のほとんどは引き揚げられ修理されて現役復帰したそうですが、アリゾナだけは乗組員と共に現場に永久保存されたそうです。
海面を見ていると、時折漏れた燃料の重油が微妙な紋様を海面に描き、さらに戦争の悲劇と歴史の重さを実感することとなりました。
ワイキキビーチやリゾート地のすばらしい自然を満喫しつつも、いまひとつ釈然としないわだかまりが残ったのは、たまたま、アリゾナ記念館に日本人の観光客が少なかったからなのでしょうか?
太平洋戦争は遠い過去のものとなってしまいましたが、かつての悲惨な生々しい古戦場を訪れ、戦争の悲劇を体験することが、最大の戦争防止につながるものと考えますが、残念でなりません。
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