秋ジャガが茂りました
- 2014.11.09
- 新農業技術
見事に秋ジャガが茂りましたが、実はこのジャガイモの種は3月に植え付けたものです。(写真撮影は11月5日)
3月に植え付けた物を夏までに掘り取らず、放置しておいたものが、秋口に萌芽したのです。これだけの茎量ですと、小さいイモも多いですが、販売出来る大きさのイモの収量も期待出来ます。
(写真は、14年2月7日に掘り取ったもの)
一般的な秋植えのジャガイモは、植付け時に大雨(ゲリラ豪雨)があり、残暑が厳しいと、発芽不良(種イモが腐るため?)が顕著になります。(今年は大雨も無く、残暑もなかった)
一方、春ジャガの放置栽培では、耕起されていないこと、種イモが10個前後あり、多少腐っても問題ないこと等々から、発芽が良好で欠株が生じないものと思われる。
11月中・下旬から霜が降り始める当地では、茎が完全に枯れてから随時掘り取り販売していきますが、小さなイモでも量目を多くして販売しています。
また、春ジャガで悩まされた粉状そうか病が少ない傾向がみられるのも特徴で、植付け時の耕起しなかったことが大きな要因かと思っています。
禁じ手のような、秋ジャガの放置栽培ですが、畑の隅の畝で試行してみてください。
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