オクラとマリーゴールド
- 2017.04.28
- 新農業技術
オクラは夏の定番商品で、人気のある商品ですが、困ったことに土壌センチュウ製造機のようなもので、対策を怠ると、ほとんど収穫出来ず、後作にもセンチュウ被害を及ぼす厄介者です。
対策には、農薬の土壌センチュウ薬を土に混和する方法と、緑肥を使用する方法、両者を併用する方法もあります。以前からカラシナとマリーゴールドの併用で、効果を上げて来ましたが、カラシナは、前年の秋口から育成する必要があることから、今年はマリーゴールド一本の対策としてみました。
ただし、一工夫として、両者を同時に播種し、同じ穴に植え付けることにしました。具体的には、128穴トレーの一穴ごとに、オクラとマリーゴールドの種を一粒づつ播種しました。
育った苗を、30㎝の株間に植え付けました。
マリーゴールド(アフリカントール)は、生育期間中に根から分泌・放出される物質によりサツマイモネコブセンチュウやキタネグサレセンチュウなどの密度を抑制する効果があります。
生育初期からオクラとマリーゴールドの根が絡み合うことで、より効果が上がるのではないかと期待しています。
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