2011年10月17日

「重さ」

朝晩、めっきり寒くなり、ベットの布団が厚くなる。

比例するように愛犬がベットの上で丸くなり、その「重さ」が快い。
その「重さ」は、不思議な「重さ」である。

時として「重さ」は重圧として忌み嫌われることが多いと承知しているが、愛犬も飼い主も、互いに布団を介して接し合うことが、何か安心を確認し合うかのように心地よい「重さ」となっているようだ。

一方、「重さ」の言葉が多く使われるケースとして、発言の「重さ」がある。とりわけ、政治家(総理大臣)の発言の「重さ」は大きなものがあると思われる。

一国の父である総理大臣の発言が、薄っぺらい紙のようなものであったとしたら、情けないものであり、悲しい限りである。

1年ごとに総理大臣が交代するような状況では、その発言に荘厳な「重さ」を求めるのは無理かも知れない。と、諦めの境地でもあるが、新しい総理大臣には、無理を打破頂き、安心を確認し合える、心地よい「重さ」を国民に実感させてもらいたい。