最高の秋冬ニンジンです。


朝晩が冷え込んで来ると、秋冬野菜の本番となり、中でもニンジンが美味しい季節に入りますが、今年も苦労の甲斐があって、完全無農薬のニンジンが出来ました。

品種は横浜植木の「ちはま5寸」で、味、栄養素共に申し分ないニンジンとなっています。

ニンジン栽培では、三つの大きなハードルを越える必要があります。一つは、ネコブセンチュウ対策で、薬剤散布等の土壌消毒が効果的ですが、緑肥のヘイオーツを利用し効果を上げています。二つ目が雑草対策で、ニンジンは発芽時に芽が小さく、うっかりすると雑草に負けてしまいます。そこで播種時に選択性除草剤を散布すると効果的ですが、ビニールマルチを利用し畝を太陽熱処理することで、雑草防除(雑草の種を死滅させる)しています。最後に、発芽時の散水です。播種が8月上旬と超暑い時期となるため、朝晩の散水は不可欠です。特に今年は異常渇水で、発芽後立ち枯れた圃場も多く見られる有様で、プリンクラーを動員して散水に努めました。

苦労の甲斐があってすばらしいニンジンが収穫出来ましたが、農家冥利に尽きるというものです。