テンポロンは救世主
- 2016.01.09
- 今月の農園
ネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウの被害に困っていませんか?発芽はするが、一向に成長しないので抜いてみると、根がコブだらけ、畝が全滅という時もありますね。
ネマトリン等の農薬も色々試行しましたが、なかなか期待通りの効果は得られません。多用している緑肥も、ある程度の効果はあるのですが、生育期間は換金作物を作れず、導入時期も限られるなど万能とはいきません。
そんな折、近所の肥料店の社長さんにテンポロンを照会されました。10㎏1700円と高いですが、試験的に使ってみると、効果がありそうです。そこで、小松菜が発芽不良・生育不良(根がコブだらけ)だった畝(長さ22m)に、5キロのテンポロンを散布し、畝たて播種したところ、満足のいく作柄となりました。
昨年からは、ブロッコリー等にも全て一畝に5キロのテンポロンを使用していますが、発芽良好、移植苗の生育もそろい、大きな手ごたえを感じています。(写真右側から、スティックセニョール(移植苗)、スナップえんどう、そら豆)
テンポロンは、土壌改良材に分類され、大きな特長は完熟堆肥の20倍の有効腐食を含むとされており、これがネコブセンチュウ等に効果があるのではないかと思われます。
一人直売の当園としては、一畝全滅になるようだと、販売計画に支障をきたし、利用者に御迷惑をおかけすることになります。多少高いテンポロンですが、今年は果菜類(トマト・キュウリ・ナス等)にも使用し、効能効果を検証してみます。
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