マリーゴールド三兄弟

土壌センチュウ対策に緑肥を多用しています。中でもマリーゴールドは卓越した効果を発揮しますが、良いことがあれば悪いこともあるようです。

一番の問題点は、マリーゴールドの花にオオタバコガが卵を産み付け、他の野菜に害を及ぼすことです。(花がオオタバコガの製造機となってしまう=これは困る)

一般的にマリーゴールドと言えば、園芸種でプランター等で作る小さな株を想像しますが、緑肥用は1m~1.5mと大きくなり、アフリカントール種、グランドコントロール種、エバーグリーン種の三種類があります。(三兄弟)
写真は、キュウリの株間に植えたアフリカントール種(2000年頃から利用しています)で、オレンジ色の八重の花が咲き始めました。自根栽培ですが、側枝等も旺盛に生育しています。

下の写真は、今年から栽培しているグランドコントロール種で、一重の花が咲き始めました。(ピーマンの株間に植えています)
下の写真は昨年から栽培を始め、採種して育苗し、なすの株間に植え付けしたもので、現時、花芽もなくしばらく花は咲かないようです。(エバーグリーン種?)
マリーゴールの利点は、土壌センチュウ対策に高い効果があると思われます。一方、花がオオタバコガの製造機となる欠点があります。

そこで、花が咲かないエバーグリーン種が注目されていますが、花が咲かないので「種」の入手が困難です。どうも、日本では気候風土的に花が咲かない様で、種は外国から輸入しているようです。

栽培の経緯は下記参照
oishi-yasai.com/item/1233