一二八分の一の奇跡(マリーゴールド=エバーグリーン)
- 2019.03.29
- 新農業技術
土壌センチュウ対策に緑肥としてのマリーゴールドを多用しています。緑肥用のマリーゴールドには(アフリカントール種)(グランドコントロール種)(エバーグリーン種)の三種類があります。(以下、A種、G種、E種と記載します)
マリーゴールドは根からセンチュウ防除物質を分泌し、高い防除効果が期待出来ますが、問題点は花がオオタバコガの大好物で、オオタバコガの製造機とも言われています。
そんな中で、E種は花が咲かず、センチュウ防除効果が一番高いと言われます。そして、不思議なことに「花が咲かない」のに、種の販売はされており、さらに不思議なことが、どこでも欠品か、売り切れていることです。写真は、2018年の11月10日に撮影したもので、生育は旺盛で一本の樹でたくさんの小さな花が咲いています。
このマリーゴールドは、隣の畑の隅に、花の開花が極端に遅い(10月下旬になってから開花)マリーゴールドの小群落がありました。ちょうど、マリーゴールド(エバーグリーン種)の種を探していた時期だったので「これだ!!」とビビットきました。そこで、種もらい128トレーに一穴二粒づつ播種しましたが、発芽は極端に悪く、奇跡的に一穴一本だけが生育し、上記の写真となりました。
次の写真は、128トレーに今年の春にマリーゴールド播種した物で、左側2列が、上記写真の花から自家採種した物で、発芽は不揃いですが、辛うじて全穴発芽しています。また、右側は購入したA種の種を播種した物で、発芽率も良く生育もそろっています。
なお、トレー播種と同時に、露地に種が散在した所に散水していたら、結構な発芽が確認されています。
苗を見ても明らかに2種類は完全に違う様相を示しています。探し求めていたマリーゴールド(エバーグリーン種)の予感がします。
-
前の記事
白いとうもろこしが一番です。 2019.03.28
-
次の記事
桜が満開になりましたが(4月2日(火)号) 2019.03.31